勤怠管理システムと連携できる入退室管理システム3選

公開日:2024/03/15 最終更新日:2025/01/30

近年、さまざまなもののシステム化が進んでおり、勤怠管理や入退室管理システムのそのひとつです。多くの企業が取り入れている入退室管理システムは、従業員の入退室を管理する、部外者が立ち入りできないようにするといったセキュリティ面で重宝されています。今回は、勤怠管理と連携できる入退室管理システムについてご紹介します。

入退室管理と勤怠管理を連携するメリット

入退室管理と勤怠管理を連携することで、さまざまなメリットを得られます。この章では、メリットを3つご紹介します。入退室管理と勤怠管理を連携するかどうかは、以下のメリットを判断材料にしましょう。

正確な労働時間を把握できる

入退室管理と勤怠管理を連携することで、正確な労働時間を把握できます。自己申告制であるタイムカードの場合は、どうしても労働者の判断に委ねられる部分があります。人によって出退勤時間にムラがあり、打刻後にサービス残業をしている社員もいるでしょう。打刻自体を忘れているケースも、よくある話です。

自己申告制では、正確性を保持するにはどうしても限界があります。その分、入退室管理と勤怠管理を連携することで、自動的に入退室の時間を出退勤時間へ反映可能です。よって、社員全員に一律の正確性が担保されます。

休日出勤や残業が発生した場合でも、入退室管理と勤怠管理を連携したシステムで履歴を確認できます。そのため、申告漏れの心配も無用です。

勤怠管理の効率が上がる

入退室管理と勤怠管理の連携により、ICカードやアプリなどの使用のみで勤怠管理が可能です。そのため、別途勤怠管理を行う業務を削減でき、勤怠管理自体の効率が上がります。

自己申告制では社員全員に勤怠申告をさせるという業務がおのずと発生し、年間を通すと多くの時間を費やすことになります。休日出勤や残業が発生する場合は、会社によっては別途申請する必要まであるかもしれません。

一方、入退室管理と勤務管理を連携することで、勤怠時間の記録を強いることや休日出勤・残業の申請をする必要がなくなります。よって、社員全員の業務を効率化できます。必要な業務により集中できるようになるため、社内の生産性向上にも期待できるでしょう。

セキュリティを強化できる

このメリットに該当するのは、主に入退室管理システムです。入退室管理システムを導入している時点で「誰がいつ入退室したのか」を明確に把握できます。入退室の履歴が自動的に残ることになるため、セキュリティ強化につながります。

ほかにも、入退室の履歴が残ることは、サービス残業の改善や機密情報の持ち出しを防ぐことにも効果的です。これらの効果により、いずれは働きやすい環境やより信頼度の厚い会社へとつながるでしょう。

また、オフィスの入退室には、システムに連携しているICカードやアプリなどがマストです。そのため、簡単に部外者が侵入できない状態となります。入退室管理システムは「社員を守る」という意味でも活躍するのです。
入退室管理システムにより自動的にセキュリティを強化でき、安全性も保持できます。

入退室管理と勤怠管理を連携するデメリット

入退室管理と勤怠管理の連携には、やはりデメリットも存在します。デメリットにあわせて対処法まで考えることが重要です。
以下のデメリットを事前に把握し、連携後に後悔することがないようにしましょう。

連携前に費用や手間がかかる

入退室管理と勤怠管理を連携させるためには、一定の費用や手間が発生します。とくに入退室管理システムを既存のオフィスへ新しく導入する場合は、工事が必要になる可能性があります。

入退室管理システムは、管理するためのデバイスが必要です。既存のオフィスがそのデバイスを取り付ける環境に適していなければ、工事を行って改善しなければなりません。工事が必要な場合は費用も高額になる可能性があり、付随して必要な手間も増えるでしょう。

入退室管理と勤怠管理を連携するには、事前にシミュレーションして必要な費用や手間を予想し、実際に連携させるかどうかを判断することが重要です。

トラブルが発生する可能性がある

入退室管理または勤怠管理の機能に、なにかしらのトラブルが発生する可能性があります。どちらかまたは両方の機能にトラブルがあれば、システムが使えなくなることも考えられます。

とくに、入退室管理の機能にトラブルが発生した場合は、入退室の記録がとれずに勤怠管理まで行えなくなる可能性が高いです。入退室自体も不可能になり、業務に支障をきたすかもしれません。

入退室管理と勤怠管理を連携する場合は、トラブルが起こった際に運営会社がどんなサポートを行っているかをあらかじめ把握しておくことが重要です。連絡がとれる時間帯や保証内容などを、確認しておきましょう。

また、なにかトラブルが起こった際に運営会社へすぐ連絡できるような体制をとっておきましょう。すぐに連絡できることで、早く元の状態に戻れる可能性が高まります。

Idoors

Idoorsのメイン画像

Idoorsのおすすめポイント

あらゆる認証リーダーに対応! なりすまし対策でセキュリティを強化!

予約システムとも連携! 24時間営業の店舗の管理にピッタリ!

導入前後のサポート無料! ヒアリング~設定までしっかりフォロー!

Idoorsの基本情報

サービス名Idoors
企業名株式会社エーティーワークス
住所(東京本社)〒106-6137 東京都港区六本木6丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー37F
TEL03-3497-0505

Idoorsは電子錠を活用したシステムです。取付には工事を行いますが、安定性や防犯面で強いというメリットがあるのでたくさんの方が利用するオフィスなどにおすすめです。

さまざまな認証方法に対応したシステム

一般的なドアや鍵の場合セキュリティ面が心配です。そのため、Idoorsのシステムを活用することでスマートな入退室管理を行ってみてはいかがでしょうか。

Idoorsの電子錠制御盤は、さまざまなリーダーと接続が可能になっています。使いやすいカード式、スマホなどでサッと入退室しやすいQRコード、顔認証、指紋認証といったものと接続できるため、希望に応じた方法で管理ができます。またクラウドで管理するためパソコンやスマホから管理ができるというメリットもあります

勤怠システムと連携可能

多くの企業でタイムカードを打刻しての勤怠管理が利用されていますが、簡単に利用しやすい一方、カードの打ち忘れ、勤務時間のごまかしなどが発生するデメリットがあります

Idoorsのクラウドシステムと勤怠システムを連携することで、ドアの入退室でタイムカードが打刻されるため勤怠管理が楽になります。

bitlockPRO

bitlockPROのメイン画像

bitlockPROのおすすめポイント

初期費用は0円! 月額5,000円(税込)から利用可能!

トビラに「ペタリ」と貼り付けるだけ! 誰でも簡単に取り付けられる!

通信不良・障害に強い! 停電やサーバーダウン時も安定運用が可能!

bitlockPROの基本情報

サービス名bitlockPRO
提供会社名株式会社ビットキー
住所(本社)〒104-0031 東京都中央区京橋3-1-1  東京スクエアガーデン9F
TEL(代表)050-3000-3936

bitlockPROは工事不要、低コストで利用可能と気軽に利用しやすいのがメリットです。どんなサービスがよいかわからないけれど、入退室管理システムを試してみたいという場合に、利用しやすいでしょう。

スピーディーに導入ができる

bitlockPROの強みは、ドアの鍵部分に製品を貼りつけるだけで簡単に利用が可能になる点です。工事不要なので、すぐに使いたい、大掛かりな工事はできないといった場所での利用がしやすいのがメリットといえます。原状回復も簡単にでき、オフィスの移設、拡大といった場合にも素早く対応できます。

また、工事不要で初期費用が0円なので高い導入コストを気にしなくてもよい点も強みです。月額制になっているため圧倒的な低コストで入退室管理システムが利用できます。サブスク感覚でスタートできるので、大きなオフィスだけでなく、無人のスポーツジム、コワーキングスペース、小さな店舗などでも利用しやすいといえるでしょう。

入退室がログで確認できる

bitlockPROはクラウド管理システムと連携しているため従業員がどこに出入りしたかをログでチェックできます。従業員の入退室に加えて来訪者の記録もチェックでき便利です。入退室をタイムカードや紙でおこなう場合、その内容を出力したり入力したり、抜けがあれば事実と照らし合わせたりといった手間が必要でした。

bitlockPROは工事不要で設置が簡単なので部屋数が多いオフィスにも設置が低コストで叶うでしょう。顔認証オプションを使えば物理的な鍵の必要なく素早く鍵を開けられます。そのためなりすましのリスクが低く、従業員の入退室や正確な勤怠時間の把握などに役立ちます。

Akerun

Akerunのメイン画像

Akerunのおすすめポイント

多くの企業が選ぶ入退管理システム! 累計導入社数は7,000社以上!

オフィス向けサービスとも連携! 業務の生産性向上を実現!

金融機関並みの堅牢なセキュリティ! 入退室の安心・安全を提供!

Akerunの基本情報

サービス名Akerun
運営会社名株式会社 Photosynth (フォトシンス)
住所〒108-0014 東京都港区芝 5-29-11 G-BASE田町15階
TEL(代表)03-6630-4585

Akerunは工具も工事も不要な入退室管理システムです。また、高いセキュリティ機能を持っているのが特徴です。

さまざまなドアに対応

オフィスや店舗などは自動ドア、開き戸などさまざまなドアの形状をしています。Akerunはドアの形状によって対応可能なスマートロックを用意しているため、ドアの形状に合わせて商品を選べます。

開き戸用の商品は鍵の部分を商品ですっぽりと覆う形になっています。テープで後からつけられるため特別な工具、工事が不要となっています

工事が必要ないので原状回復もしやすくオフィスを移転する場合に持っていける店も魅力といえます。また自動ドアや電子、電気錠に対応した商品は、既存の配電盤にコントローラーをつなぎます。こちらは簡単な配線工事のみで設置が可能。クラウド管理で入退室管理ができるようになります。

部屋の入退室管理で勤怠を管理する

多くの従業員が働く職場では、利用が簡単なタイムカードが使われている場合が多いです。しかし、打刻もれがあるといつ入退室したのか正確な時間がわからない、打刻もれした従業員に確認などの業務が発生します。

Akerunのスマートロックを入退室がわかるドアに取りつけておき、勤怠管理システムと連携させればタイムカードの管理や修正、確認といったわずらわしい業務を削減できます。

まとめ

近年さまざまなものがシステム化され、便利な世の中になってきました。大人数が働くオフィスでは出入りする人の数も多く、セキュリティ面を守らなければなりません。そのために利用できるのが、一般的な鍵の開け閉めが不要になるスマートロックでの入退室管理システムです。スマートロックを活用することで鍵の紛失がなくなる、鍵の受け渡し当番が不要になるというメリットもあります。また、入退室管理システムと勤怠管理システムを連携することで、紙やタイムカードでの勤怠管理が必要なくなります。従業員の人数が多いと紙やタイムカードの記入ミス、打刻もれなどの確認で手間がかかってしまいます。スマートロックを活用することで勤怠管理が大幅に楽になります。

おすすめの入退室管理システム比較表

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サービス名
iDoorsAkerunbitlock PROALLIGATEカギカンアマノSECURE AC
特徴いつでもクラウドで入退室の管理・確認ができる!コストパフォーマンスも高い!累計導入社数7,000社以上!大規模な工事をせずともさまざまなドアに対応!圧倒的な低コストで導入可能!99%のサムターンに対応していて、通信不良にも強い!いろいろな扉や既存システムからのリプレイスに対応!社内ネットワーク構築不要!さまざまなシーンに応じた合鍵の発行が行える!入退室履歴がしっかり残る!各種ネットワーク環境にスムーズに導入できる!入室規制をすることも可能!設置環境やコストなどの要望に合わせて認証方式を組み合わせられる!
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